包茎手術体験談

包茎手術体験談

病院に行ってからカントン包茎手術が終わるまで

股間をおさえる男性

 

私は当時26歳で、女性とつきあった経験がありませんでした。
とうぜん、童貞でした。

 

「私が童貞なのは、チンコが包茎だからではないのか」

 

包茎であるというコンプレックスが普段の態度に現れ、無意識に女性の前で自信のない雰囲気をかもし出しているのではないか。
うんそうだ、そうに違いない。

 

若さゆえの思い込みと勢いで、テレビでも有名なクリニックに電話します。

 

「包茎の手術を受けたいのですが」

 

どう考えたって、包茎専用の電話番号なんだからそんなこと言わなくても良い気がしましたが、そうやって切り出しました。

 

包茎タイプを聞かれ、料金の説明を受けました。

 

総額で16万円ちょっとかかる計算。(税込み)

 

10万円超えてくんのか…まあ、いちおう払えない金額じゃないかな。

 

具体的には基本手術に加えて、以下を案内されました。

  • 亀頭増大
  • 自然に溶ける縫合糸の使用

 

え、亀頭増大?そんなのいらないし…と思ったのですが、包茎で先細り気味の私のチンでは、手術後にチンの露出が戻ってしまうかもとのことでした。本当かぁ~?
でも、そう言われると断れない。

 

また、自然に溶ける糸を使うと、抜歯のために来院しなくていい、つまり一回手術を受けたらもう来なくていいとのことでした。

 

結果、この2つを使ってもらうことにしました。

 

 

病院へ行って受付

私は利用したクリニックはこちら。
誰でも名前くらいは知ってる有名な包茎クリニック。

 


 

上野クリニック公式サイト:https://www.ueno.co.jp/

 

ちなみに私は、真性包茎(カントン包茎)だったので本当は保険適用で安く手術できたんです。

 

でも、なんやかんや調べると、保険適用しなくて良かったなとも思っています。

 

関連)真性包茎の手術は保険が効く

 

 

それはともかく、予約した日時にクリニックへ到着。土曜のお昼でした。受付で名前を伝え、個室の待合室に案内されます。

 

当日はパンツはトランクスではなく、ブリーフで来てくださいと指定あり。理由は切ったチンコがトランクスだとこすれて痛いからだそう。

 

包茎の人がひしめき合って待合室に居たらどうしようとか思いましたが、そんなことはなく、私一人。どうやら、予約時間がカチ合わないように調整されてるっぽいです。

 

包茎専用のクリニックなので、別の目的で着てる人に「あのひと包茎だよ…」と陰口を言われる心配もなかったです。(包茎コンプレックスでだいぶ被害妄想が出てきている)

 

スタッフが全員男性というのも、まあ安心。女性スタッフに包茎手術をしてもらうというのも、それはそれで後世に伝えたくなるようなネタになるかも知れないのですが、そんな余裕は当時なかったので男性スタッフで良かったです。

 

問診票記入・本人確認・カウンセリング

カウンセリング

 

受付票や問診票に記入し、本人確認。ここで電話で話した手術のオプションとか、料金を確認します。

 

手術の同意書を書いて、さあ、もう引き返せないところまで来た感が伝わってきます。

 

3.手術前の準備

パンツも脱いで手術着に着替え、トイレを済ませます。健康ランドの部屋着みたいなやつ。

 

ビクビクしながら手術室に移動。

 

そして手術台へ

手術台

 

手術台に乗せられ、というか自分で乗って、シーツをかけられます。

 

股間部分だけ穴が空いたシーツ。

 

そして、医師が私のチンの状態を診察。

 

ここで数々の包茎が切られてきたのか。私も切られてしまうのか。

 

医師は事務的に、「では失礼しますね」と言って、私のチンを露出。

 

ああ、相手は男性とは言え、私のチンがさらされている。なんという羞恥体験。恥ずかしいけど、自分のチンが見えない状態なので、思ってたよりは恥ずかしくない。

 

手術はレーザーで皮の部分を切るとのことで、麻酔をして30分くらいで完了すると説明されました。

 

麻酔をブスリ

麻酔を使うとのことで、ドラマでよく見る口からシューッと吸い込むアレかなと思っていたら違いました。

 

注射です。

 

まじかよ。それをチンの根本に刺す。「ズグッ」としたような痛みがあり、想像していたよりも痛くはなかったです。二度と打たれたくはないけど。

 

麻酔が効くまでしばらくかかるらしく、医師が私のチンをこねくり回しながら「感覚ありますか」と聞いてくる。

 

とんだ羞恥プレイ。

 

なんか職人のような手の動きでくるくると回されている感じ。

 

そんな動きしなくてもいいだろ。この動きでもし固くなってしまったらどうしよう。

 

でも、そんなことにはならず、感覚がなくなってきました。

 

正確には、何かが私のチンを引っ張っている感じはするんだけど、触られてる感じはしないという不思議な状態。

 

大丈夫なのか、この状態で手術に入って大丈夫なのか?

 

手術開始

チンは無感覚ながら、私の意識ははっきりしています。

 

何やら、チンが動かされているようだな、というのはわかるのですが、何をされているのやら。

 

最初に消毒液のような匂いがしたので、多分、私のチンを最初にサッと消毒されたんだと思います。

 

そして、おそらくメスで切られた。皮を。

 

というのも、何かが私のチンをトローっとしたたる感じがしたから。血だな…切られて血が出てるんだなと思いました。

 

なんまんだぶなんまんだぶ。

 

しばらく切除術っぽいことが続き、何かが光るのがわかりました。レーザーです。レーザーで切っているのです。私のチンの皮を。

 

恐ろしいことに、何かが焦げているニオイがしました。焦げているのは私のチンの皮です。

 

ああ、お助けください。どうか無事に終わりますように。

 

手術は失敗でした、とかないよね。

 

レーザーっぽい施術が終わり、私のチンがぐいーっぐいーっと細かく引っ張られている感覚が続きます。

 

どうやれこれは、切った皮を縫合する作業だった模様。

 

その後、何かチンが回転してるような感じがしました。

 

後から考えると、どうも包帯を巻かれていたみたい。感覚がバグってる。

 

手術終了

包帯

 

実際、30分だったのか?時計もないのでわかりませんでしたが、思っていたよりも早く終わった感じです。

 

私のチンは包帯でぐるぐる巻きにされ、どういう状態なのかはわかりません。

 

先っちょだけが開放状態で、かろうじておしっこができる感じです。

 

手術のときにかけていたシーツには、血が飛び散っていました。

 

当たり前だけど、やっぱり血は出ていたんだな。

 

安静・経過観察

手術後はしばらくベッドで安静に。歩けるようなら帰れるという感じです。局部麻酔だったので、効いてたのは股間だけ。頭ははっきりしてますが、念の為の処置でしょう。

 

包帯と塗り薬、痛み止めを出してもらいます。

 

2週間ほど、包帯と薬塗り、場合によっては痛み止めを飲むという後処理が必要だそう。

 

電車で帰宅します。

帰宅

手術から4時間くらい経って、チンの感覚が戻ってくるのがわかります。

 

こえぇ!男性の人体で最大の敏感部分が切られているのです。この痛みに私は耐えられるのか?

 

あっ…痛い…けど、いじったりぶつけたりしなければ、どうにか耐えられそう。

 

露出したキトー部分もビリビリと痛みます。こちらは、長年皮で封印されていた部位なので、急に露出されて包帯巻かれて痛い、という別種の痛み。

 

手術後のチンを初めて確認

手術は連休前に受けたので、少なくとも2日は家でじっとしていられます。

 

翌日、包帯からはじんわりと血がにじんでいて、私のチンは切られているんだな…ということを実感。

 

包帯をとこうとすると、血なのかなにかの液体なのかがくっついていて、それをペリ…ペリ…と慎重にはがして、包帯をとります。

 

そして現れた、私のジョブチェンジ後のチン。

 

大きな亀

 

キトー部分がでかい!

 

モンスター級です。

 

どうやら、亀頭増大術とかの結果で、いつのまにかチンにヒアルロン酸が注入されたみたいです。こんなに大きくなって大丈夫?でもこれは、しばらくすると体内に吸収されて縮むのだとか。

 

そして、見事にキトー露出の状態がキープできています。キトーのすぐ下が、黒い糸で縫われていました。

 

すっごい怖いな…。

 

ひたすらアフターケア

クリニックから注意されてはいましたが、何かエロイものを見て私のチンが固くなってしまったら大変なことになるとのことでした。

 

私自身もチンが痛くて、そーゆーものを見る気にもなれません。

 

チンが痛くないように静かに歩く術を自然に身に着けましたが、満員電車だけはやばい。当分の間、ラッシュを避けて朝は早朝に出勤するようにしました。

 

電車

 

キトーの露出痛は、たいしたもので3日くらいで慣れました。

 

キトー部分は薄皮が、日焼けあとの背中の皮がひび割れて固くなってるみたいになっていて、何やら生まれ変わろうとしている感じ。

 

包帯に血もにじまなくなりましたが、塗り薬のせいか、包帯がチンにへばりつくのはずっと続く。

 

痛み止めも飲みつつ、完全に痛みがなくなるまで2週間くらいかかりました。

 

お風呂は、チンにシャワーキャップを被せて、シャワーを浴びて済ませる感じ。

 

2週間後 そして完全体へ

もはや、チンの痛みはなくなり、包帯いらないんじゃない?という状態。

 

キトー部分の薄皮も、ひび割れた皮はいったんはがれて、強い薄皮が新しく張ってきたというか。キトー部分に何が触れてもビリビリすることはなく、平気な感じになりました。

 

縫われた黒い糸の一部が、ほろり、と取れました。

 

指で引っ張ると、するりと抜ける。

 

ちょっとおもしろい。

 

余分な皮を切ってあるので、見事なバランスで私のチンはムケた状態になっています。デカすぎたキトー部分もちょうどいい感じに縮んでいる気がします。

 

しかし、その代償というか切った部分で色が違っているのがわかるツートンカラーとなっています。

 

通常時にはわかりませんが、イキリ立ったときにツートンカラーだなっていうのがはっきりわかる感じ。

 

だけどさ、そんなのどうでもいいやってくらい、スッキリした気分。

 

だって人生の大きな悩みがひとつ、完全になくなったんだもの。包茎手術して良かったって思いました。

 

二度とはやりたくないけど。

 

 

ちなみに、包茎手術後もしばらく童貞期間が続き、約4年後の冬にようやく脱童貞しました。

 

そのときようやく思いましたよ。

 

「あぁ!本当に!包茎手術してよかったぁ!!!」

 

 

※公式ページの「吸収糸による環状切開術」と、「ヒアルロン酸注入 タイプ1 一本」というのをやりました。

上野クリニック公式サイト:https://www.ueno.co.jp/